不幸中の幸い

土曜日のお話です。

僕は健康維持のため、休日の夜にランニングを行っています。

夜になるとスーパーが値下げを行うため、それに合わせて少し遠くのスーパーまで走り、夕食を買うという実益も兼ねた趣味(?)になります。

 

 

昨日もいつも通り走っていたのですが、スーパーで夕食を買った帰り道、急に強い雨が降り始めたため、少しペースを上げて急いで帰宅しました。事前に天気予報も確認していたのですが、曇りの予報だったので完全に油断していました。

 

マンションの階段を登りながら、「体が冷えたから早く温かい風呂でも入るかー」などとこの時はのんきに考えておりました。

 

家に入ろうと鍵を探すと・・・鍵がない・・・

ランニングに行くときは鍵が落ちるのを防ぐため、ショルダーバッグの小物入れに入れているのですが、なんとチャックが空いている。

この時点で夜9時前くらいでした。

 

「おそらく、チャックを開けっ放しで走り始めた結果落ちてしまったのだろう」と思い、自分が走ったルートを雨に濡れながらライトを頼りに二往復(おそらく合計6、7キロくらい)探し、スーパーにも確認を淹れたりしましたが空振りでした。

この時点で夜11時くらいです。

 

もうどうしようもないと思い、賃貸を借りたときに入った住宅保険の中に鍵開けサービスが有ることを思い出し、電話で連絡を入れたところ「身分証がないと手配ができない」という回答でした。

普段、ランニングするだけなので、重さを減らすためクレジットカードしか持ち歩いておらず、鍵開けサービスを手配することができませんでした。(考えてみればそうですよね)

 

保険の担当者の方が非公式で案内してくださった一般の業者もあたってみたのですが、夜間のため電話がつながらず、八方塞がりになってしまいました。ホテルなんかも夜中だと受け付けてくれないでしょうし、「野宿できる場所なんてあったかな?」などと考え始めていました。

 

焦りで思考がまとまっておらず、もはや苦し紛れですが、道で拾った針金でピッキングを試みたものの(当たり前ですが)失敗。

かばんの中に使えそうなものが入っていないか確認したところ・・・

 

「あれ?鍵が・・ある・・・?」

はい。鍵がありました。

 

かばんの中は三回くらい確認したのですが、一体どこに隠れていたのでしょうか。もう日付が変わってしまった頃。ようやく家に入ることができました。

 

安堵はしたものの、一歩間違えば野宿も選択肢に入っていたこともあり、再発防止を考えなくてはなりません。

 

まず1つ目は鍵にキーチェーンをつけるということです。物理的に失くさないようにするという工夫ですね。

2つ目は忘れ物防止用のタグ(スマートタグ)をつけることです。Appleが出しているAirTagのようなものですね。調べてみたらAndroidの端末だと探すことはできないのでAirTagは選択肢には入りませんが。

スマートタグというのは、タグをつけたものを紛失したときに、ざっくりの位置を特定できるという便利なものですが、常にスマホと連携するため、スマホの充電の減りが早いこと、スマートタグ自体が安いものでも2000円くらいで、電池が一年くらいしか持たないため、買い替えが必要ということでコストが高く付きそうです。こちらの再発防止は保留で・・・

 

また、今回のことを受けてランニングの持ち物に身分証を追加しようと思いました。これまで必要になった場面はありませんが、今思えば事故に遭ったときなどに身分を明かせるものがないため、仮に意識がないような事態になったときに、誰も気付いてくれず、最悪のケースで無縁仏になってしまう可能性があります。

 

今後もリスク回避のために、色々と検討したいと思います。